書こうかどうしようか迷いましたが・・・書きます。
映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の感想を。
そりゃあ、映画を観る前からブログで散々イジってたんで、
最後まで責任とろうかと・・・。
→【公開前に書いた記事】
ポスターからわかる『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の気合の入れよう
一言でいうと、観る価値はある映画だと思います。
良い映画だからオススメ!
じゃなくて、
ネタ的に観てもいいんじゃないかと思います。
アバターが公開した時に、「話題の3Dなので観とくべき。」
という感覚と同じです。
なんで観るべきかというと、だいぶCGを頑張ってます。
日本映画でも本気になれば、ここまでのCGができるんだ!
という意味でオススメです。
それ以外はというと、
ビックリ演出が何箇所かあります。
笑いをこらえるのに必死になったり、
頭の中にデッカイ「?」マークが浮かんだり
楽しいシーンが満載です(笑)
それでも、ちゃんと観れるものになっているのは、制作スタッフのこの映画に対する本気の表れだと思います。
とはいえ、何と言ったらいいんでしょう。
あのギクシャク感・・・。
こんなもんでしょという“置いてきた”感・・・。
マーケティング的な最大公約数感・・・。
映画は莫大なお金がかかって、
沢山のスタッフと時間が必要で、
様々なしがらみがあることは分かるんですが、
もっとイイ映画にできたような気がします。
長い日本映画の歴史の中で、それだけの人材は揃ってるはずです。
コピーライターの仲畑貴志さんの言葉でこんなのがあります。
『表現力の差は、他者の思いを想い、想いを至る力の差。』
「他者」というのは、往年のヤマトファンではなく、今、この映画を見る人であり。
「至る力」というのは、CGの技術ではなく、様々な人のパワーをまとめ上げるチカラなんじゃないでしょうか。
そう考えると、
様々なしがらみを切って捨て、圧倒的なパワーで想いを込める。
そんな中心になる、たった一人の人間が必要なんだと感じました。
映画を撮ったことも無い、ちっぽけな広告制作者の僕ですが、
モノづくりをするものとして、そんな圧倒的なパワーを持って
コトに望むことが大事なんだと自分に置き換えて観てました。
今、それを僕ができているかというと、未熟な部分も多いですが、
熱量だけは負けずにいきたいものです。
う~ん、こんなことを言ってると、
自分で仕事のハードルを上げている気がします。アセアセ
映画と広告、土俵は違えど、モノづくりをする者として、
今日より明日、明日より明後日。
どんどん成長し続けていきたいもんです。
そんなこんなでこの映画。
オススメです。