斉藤和義のソックリさんが歌う、「ずっとウソだった」

歌を聴いてゾクゾク感動する感覚は、数年に1度あるかないか。
今回のはそれとも違った。
体中が熱く火照って感無量になる感覚。

やってくれた！斉藤和義（のソックリさん）

先週の、斉藤和義 on USTREAM　『空に星が綺麗』では
何かスゴイことがおきる思ってたけど、特に何も起きずに終了。

「あれ？もしかしてこの人のロックって、ちょっと落ち着いた？？」
なんて思ってたけど、そうではなかった。

ちゃんと悶々としたものを蓄えていたんだ。

オモテっ側に見えている柔らかい顔と、
ウラっ側にあるアツイ魂。

ちゃんとキングオブロックの遺伝子を受け継いでいたんだ。
ホントよかった。

だからって、すぐにでも反原発だー！！
というわけではないと思う。
ウソ！クソ！を堂々と叫べるのがロックなだけ。　
その汚れ役を彼は進んでやってくれたんだ。

何より一番ムカつくのは『ウソをつく』ということ。
それだけは紛れもない事実。

すぐに原発を止めたら、そりゃあ生活も経済も回らないよ。
けど、ここから変わろうとすることはできるんじゃない？

昔、誰かが、「音楽が世界を変えられる。」と言った。
実際に変えられるかどうかは分からない。
けど今回の歌はそのキッカケをつくってくれた気がする。

所属レーベルから怒鳴られようが、CMから降ろされようが、
彼のファンは何十万人、何百万人といる。
これだけ集まりゃ大きいチカラになる。

彼は近年のヒット曲を生贄に捧げてくれたんだ。
自分たちに何ができるか分からないけど、この火は消したくないよ。

15年来のファンだけど、
今日ほどこの人のファンでよかったと思う日はないです。

（あっ！そういえば歌っているのは斉藤和義のソックリさんでしたね。）

…