こないだ茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイートで、『人動』というテーマがありました。
人を動かすのは言葉だけでは足りない。
そんな話だったと思います。
とはいえ言葉のチカラはすごいもんです。
『ピッカピカの1年生』なんて言われりゃ、ワクワクしてきますもん。
逆に、一年中、『閉店セール』の旗が立ってるお店を見ても、「はいはい、安い安い。」ってシラケちゃいます。
中身が伴ってはじめて言葉の重みが出てくるんでしょうね。
哭きの竜に「あんた、背中がすすけてるぜ。」とは言われたくないもんです。
人が動く為には『知る』ということも大事ですよね。理解しているからこそ動けます。
赤信号は止まれ!ですが、ちょっとぐらい大丈夫だろう。で事故に会う可能性もあります。人によって物事の理解度は様々です。
常識として成立しているならまだしも、中途半端にしか理解できていないものは中々行動できません。
そういえば地元の友達にTwitterを薦めたのですが、まだ登録してないみたいです。
友達が悪いわけじゃなく、環境が違うんですから、友達の常識と僕の常識は違って当然だと思います。
じゃあ、人が動く為には、『仕組み』が必須かっていうと、そうでもないんだろな~。
例えば組織で考えると、ルールと上下関係は目的を達成する為に必要です。
けど仕組みによる徹底しすぎた指示・命令は、受け手の思考を奪い自主性も欠如します。
黙ってる方が得なら、誰だって人に言われたまま動きますもん。
そんなガチガチに成熟された組織ほどボロが出るのを最近のニュースで嫌というほど見ています。
仕組みはあくまでベクトルであって、万能だとは思えません。
こないだ『空気のトリセツ』というメディアプランナーの指南役(@cynanyc)さんが書いている本を読みました。
“空気”とは絶対的に存在する。ということを様々な観点・事例から紹介している本でした。
例えば、「商店街のこの場所だけは店が根付かずコロコロ入れ替わる」とか「バラエティ番組の前説は空気を暖める為にやっている」とか、そんな話がてんこ盛り。
ちょっと前にあった、やれ節電だ!やれ買い占めはダメだ!
これもたぶん空気の仕業。
空気の作り方によっては、戦時中の日本みたいな危うい面も作れますが、今はネットというみんなの意識を共有できるツールがあります。
この空気をうまく活用すれば、人は良い方向に人は動くんじゃないでしょうか。
空気の作り方がうまいなー。と思ったのは、
ストライドってガムの『ヤバーランド』というプロモーション。
facebookの企業ページやのに、いいね!が45,000人。そして動画投稿者は389人。約1%の人が顔をだすリスクを理解して動画を投稿するってスゴくないですか。
そりゃあ、賞金500万円とCMに出演というニンジンはぶら下げてますが、リスティング広告でもコンバージョン率って、0.1%前後だと思います。
それなのに、1%もの人を行動させたのは驚異的です。
何が本当に人が動くキッカケになるか分かりませんが、
根底にこれは必要なんでしょうね。