最近、やたらめったらTwitterが取り上げられてます。
『電波少年2010』でも、「人はツブヤキだけで生きていけるか?」というテーマで番組作りしていたり、こないだブログに書いた『旅割REVIEW』でも、プロモーションにTwitterをつかってます。
けど、Twitterってホンマの所どうなの??
ってのが、率直な感想だと思います。
かくいう僕も、昨年秋に一回使ってみて3日で飽きました(笑)
けど、その後あまりにニュースになっているんで、再度登録して使ってみたところ、やっとTwitterの面白さが分かってきました。
Twitterとはどういったもんか、改めてご紹介すると。
- 発言がリアルタイム
- コミュニケーションの敷居が低い
- 文字数が140文字まで
というものです。
分かりにくいので具体的に説明します。
■ 発言がリアルタイム
基本的には自分のツブヤキを投稿するだけですが、人の発言に返信することもできるので、多数の人とチャットのようにコミュニケーションすることも可能です。
■ コミュニケーションの敷居が低い
例えばmixiの場合、マイミクになろうとすると、マイミク申請を送って、相手が承認しないとマイミクにはなれません。しかし、Twitterの場合は、他人のページに行って、その人を「フォローする」ボタンをクリックするだけで、その人のツブヤキが自分のページのタイムラインに表示されます。
なので、見ず知らずの人でも気軽にコミュニケーションの輪を広げることができます。
■ 文字数が140文字まで
例えば普段使っているメールの場合は、何を伝えようか考え、礼節を気にし、要件を全て盛り込んでメールを送ります。しかし、Twitterの場合は140文字なのでそんな長文は書けません。
しかも自己満足のツブヤキなのでコミュニケーション前提ではありません。
なので、人が聞いてくれていればラッキーぐらいの軽いコミュニケーションなんです。
話は変わりますが昔、『サトラレ』という自分の思考が思念波になって、相手に伝播するという映画がありました。僕の感じるTwitterの正体は、
全員がサトラレのコミュニケーション
なんじゃないかと思うんです。
もちろんそんな事はありえないのですが、140文字でツブヤクってことは、今、感じたコトを“軽くアウトプットする” ということです。
これってサトラレっぽくないですか?
人間関係に気を配った遠回りな表現をする必要もなく、物事の良い悪いを率直に話し、今の感情を吐き出すツールじゃないかと・・・。
もしくは、『社会的認知を受けた2ちゃんねる』って感じですね。
2ちゃんねる程、匿名性はないですが、思っていることを吐き出すという意味では、近い存在です。
そんなTwitterは、“マーケティングに使える”と、言われています。
何故使えるんでしょうか??
広告やマーケティングというのは、昔も今も“人に伝える為の手段”です。
そして、広告のあり方も変わってきています。
限られた企業のみが発信するマス広告の時代があり、WEBの出現によって小規模な広告が発達し、情報過多による膨大なコンテンツが形成され、ユーザーは一方的な広告を無意識のうちに排除するようになってきました。
だからといって、広告の世界に先は無いとは思いません。
これはきっと、変化を求められているんじゃないかと思うんです。
もっとユーザーとフラットな関係を持って交流する、コミュニケーションデザインの時代なんでしょう。
その一つがTwitterなんじゃないかと思うんです。
「ユーザーとフラットな関係を持ちつつ、マーケティングに利用する。」
Twitterの出現は、僕たち広告の作り手にとって変化しなければいけない、きっかけになりそうです。
【読めば分かるTwitterの魅力】
後編のカトキチの記事がオススメです。
・肥大化するつぶやきメディア「Twitter」の正体(前編)
・肥大化するつぶやきメディア「Twitter」の正体(後編)
※本記事は日経ビジネスオンラインのアカウントがないと全て読めません。読みたい方は僕がPDFにまとめていますのでご連絡ください。
P.S
もしTwitterをやってみて良さが分からなかった方は、とりあえず適当にフォローしまくって、100人まで増やしてみましょう。
そこで初めてTwitterのスゴさを感じるはずです。
最初に手間がかかるのがTwitterの辛いとこです。