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七味五悦三会


江戸時代の風習に『七味五悦三会』というのがあったそうで、除夜の鐘が鳴っている間に、

 ・その年に食べた美味しい料理を七つ
 ・楽しかった出来事を五つ
 ・会えて良かった人を三人
挙げることで、その年はいい年だったとねと言って年を越す風習があったそうです。皆さんやってみてはいかが?

これとは別に今年のまとめとして、僕が『心を動かされたモノ』でも挙げて今年を締めくくろうかと思います。
題して、『四動』 

◆ コミケ


夏にはじめて行ったんですが 人の熱量がスゴイ!
人ってここまで好きな事に熱中できるんだ!ってビックリしました。
オタクとかって言葉で簡単に片付けられることが多いけど、人間の表現欲求と、それを受け止める人たちが一体になってる、良い意味での村社会を感じました。
村というか50万人以上も3日間で集り、コミケ内でのマナーも存在するぐらいだから“新しい社会”を形成している。と言ったほうが適切かもしれませんね。

◆ 桐島、部活辞めるってよ


青春時代をこじらせた30代以上にはキク映画。
「あ~、こういう奴いたいた!」のオンパレード。そこには自分がいたり、友達っぽい奴がいたり。
どんなに明るく振舞っていても鬱屈した何かが潜む高校時代がそこにはありました。
現実に打ちのめされるも良し!足掻きまくるのも良し!
『葛藤』がなけりゃ人生なんて面白くもなんともないしね。

◆ ジパング少年


初版が1989年で全15巻の漫画。はじめて読んだんですが、オモシロい!
若い時って、なんとなく人生のレールみたいなものを感じていて、“社会の気持ち悪さ”を肌で感じると思うんですが、それと真っ向から戦っていくお話です。また最終話の“答え”が真理すぎてスゴイ!!
そういえば僕も大学時代、大阪駅の地下通路で見た背広の群れには同じようなこと感じたんですよね。

◆ 特撮博物館


エヴァの庵野秀明が館長を務めた企画展。
高度経済成長期の1960年代後半。やっと少しの裕福さを持ち始めた日本人が次の未来に希望を持っていたんだと思うんです。
それを表現しようとCG技術も無いなか、当時に先駆者たちは『知恵』と『技術』と『アイデア』を結集して『特撮』というものを作り上げたんだと感じました。
泥臭く、男臭いことをしながら“希望”を作り上げたんです。
展示物一つ一つに情熱と想いを感じ、目が見開きっぱなしの3時間でした。
そして、そこで上映された『巨神兵東京に現わる』は、そんな先駆者への敬意と、現在の表現者たちの“好き”が混ざり合って、特撮を主軸にしながら最低限のCGを活用し、まったく新しい映像表現に昇華させた作品でした。
映像の進化ってまだまだ終わっていないんですね。

 

今年もなんとか一年を過ごすことができました。
お客さんはもとより、仲間たちや、友達に支えられグラスフィールも丸4年が経ちました。
毎年言っていますが 、やっぱり締めの言葉はこれかな。。。
心より、『おかげさまで』

来年は、もうちょっと企画屋としてプロモーション的な動きを増やそうかと思っています。

グラスフィールのお休み
12/29~1/6は休みとさせていただきます。
来年も宜しくお願いいたします。


grassfeel

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WEB制作とかマーケティングやったり、プランニングやったりしてる琵琶湖県生まれ。

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