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ひたすら昇った今年の夏のお話


寒いです。最近ひたすら寒いです。
そんな9月も末やのに、今年の夏のお話。

「会社に属さない男たちの慰安旅行」と称して、
仲間8人で箱根の強羅温泉まで行ってきました。

箱根までの距離は100km。
移動はチャリンコ組2名、他の6人は車で箱根を目指しました。
僕は地獄のチャリンコ組です。

朝の7時半に東京三軒茶屋を出発し、国道246号線をえっちらおっちら、
チャリといえども必死に漕いでるので、ほぼ会話も無し。
12時頃には、90kmを走りぬけ小田原に到着。
ここで昼飯を食べてからがホントの地獄。
チャリンコには辛い、ひたすら昇りの山道です。

 

前日に読んだチャリンコ乗りの本にはこんなことが書いてありました。
『箱根を走るには、マゾヒスティックでなければならない、ストイックでなければならない、ロマンティストでなければならない』

 

いやだー!!
チャリ初心者やのに、そんな過酷なの勘弁です。
とはいえ昇るしかありません・・・。
は~~~。

 

一緒にいった友達ともはぐれ、2時間かけて山道を昇り、やっとの思いで強羅駅まで到着。

しかし、よく考えると宿の名前が分からない・・・・・。

先輩にメールで聞くと、
「強羅花壇だよ。」
との返事。

 

街の人に道を聞いて到着したのですが、何か様子が変・・・。
入り口から石畳が敷き詰められた高級そうなたたずまい。
駐車場には高級そうな外車がずらり。
暑い中、一生懸命駆け寄ってくる宿のスタッフ。
男8名で予約をとっているはず、と説明したのですが、どうやら名簿に入ってないようです。
店員さんいわく、
「ネットで予約される方は、よく宿名を間違えるんですよ。もしかしたらこちらの宿じゃないですか?」
と丁寧に説明され、そちらに行ってみることに。

 

安宿のはずなので、きっとそこだろうと思い、その宿に向かったのですが、
ここからが更にキツイ!
今までの坂なんてなんのその!
手押しでないと昇れないような坂道です。
そこを必死に昇ること30分。

 

はぁはぁ・・・。

僕:「すいません。横田で予約入ってませんか?」
店員:「入ってませんね。もしかしたらウチの姉妹店じゃないですか?そこだったら30分昇ったらありますよ。」

ということで、さらに30分、上へ上へ。

 

はぁはぁぜぃぜぃぜぃ・・・。

僕:「すっ、すいません。横田かで予約入ってませんか?もしくはY村で・・・。」
店員:「えっ?入ってませんよ。」

 

じゃあ、どこーーー!!??

 

地図を見ようと携帯を見ると、バッテリーは残りわずか・・・。
ここでバッテリーが切れたらマジでやばいっ!

そういえば、以前に宿情報が携帯にきていたことを思い出し、
それを頼りに地元の人に道を聞くと、ずいぶん下にあるとのこと。

 

どうやら、こんなに昇る必要はなかったんですね。
1時間もさまよう必要はなかったんですね。
ただ、先輩に嘘つかれていたんですね。

恨んでいるかって?
いいえ、ジョンレノンが泊まったという有名な宿の敷地を踏めましたから。
ケーブルカーの終点まで昇っていい景色が見れましたから。
標高550mの強羅駅から200mほど上がっただけですから。
サイクリングにはピッタリでしたよ。
200m分は手押しで昇りましたけど。

そんな楽しいチャリ旅行が夏の思ひ出。

+++++++++++++++指名手配+++++++++++++++

犯人:横田つよし http://www2.atword.jp/ochakon/
職業:ロックンローラー(時々イベントの仕事)
口癖:やれんのか!?
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grassfeel

grassfeel

WEB制作とかマーケティングやったり、プランニングやったりしてる琵琶湖県生まれ。

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