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「使ってもらえる広告」を読みました。


僕はWEBをメインでやってますが、実はWEB屋の意識はあんまりありません。
どっちかっていうと、広告屋かなと思ってます。

それは映像やいろんな広告の制作に触れていたからかも知れませんが、
人様に見てもらう以上、その人にちゃんとメッセージが届いているかの方が興味があります。

けど広告もいっぱいありすぎて完全に飽和状態です。
どうすれば伝えたい人に伝えたい情報を届けられるのか?

そんな時に読んだ本が「使ってもらえる広告」という、博報堂のクリエイティブディレクターさんが書いた本です。

 

広告を使う??

 

なんとなく引っかかって読んだのですが、結構オモシロかったので一部ご紹介します。

そこに書いてある例は、
『ユニクロック』 が時計という機能を付けることでユーザーの役にたってたり、
『NIKE+』 がiPodとの連動でランニング愛好家の役にたってたり、
『ミクシィ年賀状』 がマイミクに実際の年賀状を送れて、日本郵便を使ってもらえるキッカケになったりとか。
そんなユーザーに楽しんで“使ってもらえる”例が書いてありました。

こんな大きな話だけじゃなくても、いろいろあります。
イベントやってる先輩の話ですが、展示会ではお客さんに企業グッズを配ります。
その中に、ショップの一覧が地図で分かるポスターを入れましょうと提案しました。
これもユーザーに使ってもらえる広告です。

WEBサイトの世界だと、例えばサイトにカレンダーを付けようとして、googleカレンダーを付けるなんてのも、
グーグルさんにとっては使ってもらえる広告です。

そう考えると、使ってもらえることって、スゴク重要だなと思います。
広告を押し売りするんじゃなくて、いかにユーザーに愛してもらえるか・・・。

ちなみに、この本には5つの極意というのが書かれています。

 

1.つっこまれクリエイティブ
うわースゲー! バカだこいつ! みたいな企画のことです。

2.ルールクリエイティブ
ミクシィ年賀状みたいな、やり方わかっていれば簡単にできること。

3.コンテンツ消費からコンテクスト消費へ
初音ミクや、ねこ鍋とかの不特定多数のコンテンツ群を発生させること。Fitsの動画投稿とかも。

4.仮説検証から仮説探索へ
ニコニコ動画が永遠のβ版としてユーザーの声を拾って随時変わっていっているようなもの。

5.全員シロートの時代
youtubeでは、素人の動画も、プロの動画も、違法の動画も関係なくオモシロいものを見ているという現実。

 

なんだか分かるようで、イマイチ整理されていないことはさて置き。
人が見たり楽しんだリしてるものって、こういうことだよなー。と思ってしまいます。

なんかこういう考えって他にもいろいろ転用できそうです。

今日はそんな感じ。


grassfeel

grassfeel

WEB制作とかマーケティングやったり、プランニングやったりしてる琵琶湖県生まれ。

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