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神は細部に宿る


そろそろいいかと思ったので、最近観たバンド映画の感想です。
観る予定の人は読まない方がいいかもしれません。

 

原作が漫画や小説って大変ですよね。
その世界観を再現しようと思っても、
わずか2時間の中に詰め込まなければならないって。

 

そんなことは重々承知です。
だから別物として見た方がいいのは分かってるんです。

クローズZEROみたいに違う時代を表現できるならいいんですが、
原作そのものを表現するのって大変なのは分かってるんです。

 

けど・・・、だけれども・・・。

 

 

ドン引きするシーンって、入れちゃダメだと思うんです。

 

せっかくメインキャストは頑張っているんです。
けっこう熱は入ってたんです。

それなのに・・・。それなのに・・・・・・。ウウウー。

 

【街頭ビジョンに写るバンドを見てキャーキャー言う女子高生】
って、そんなん渋谷でも見たことないです。
【メンバー全員で声を揃えて「えー!?」っと言う所】
って、「うぉー」とか、「はぁ~」とか、「・・・。」とかあっていいと思うんです。
【両手を伸ばして、ノソノソとギタリストを追い詰める様】
って、この作品はバンド映画です。ゾンビ映画じゃないんです。
【なぜかアーティスト控え室にいるファン達】
って、そんな所にファンはいませんし、そんなカットなくてもストーリーの脈略はわかってるんです。
【原作の見た目のイメージだけで選ばれた外国人キャスト】
って、重要キャストのはずなのに、オーラがゼロなんです。
【オーディエンスのノリが全員同じ】
って、2500名のエキストラさんを動かすのは大変でしょうけど、そこって一番キモだと思うんです。
【ダウンタウンのライブハウスの裏口】
って、見ていてスタジオセットだって分かるぐらいなら、適当な場所でロケ撮影の方がリアリティがあると思うんです。
【ビジュアル系バンドにタンバリン】
って、カッコよく見せるのがビジュアル系やのに、タンバリン叩きながら腰振るのは無しだと思うんです。

 

予算の話でもなく、スケジュールの問題でもないところが、
気になって気になって仕方ありませんでした。

監督さんのギャグセンスを盛り込みたかったのが裏目にでたのでしょうか?
いい素材だっただけに悔やまれます。

好きな映画もある監督さんなんで、
次の作品こそは期待したいと思います。

 


grassfeel

grassfeel

WEB制作とかマーケティングやったり、プランニングやったりしてる琵琶湖県生まれ。

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