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「アイデアのヒント」を読み直してみて


最近よく考えるのが『アイデア』について。
ブログを毎日書き出してから、なぜか毎回この本が頭をよぎるのでご紹介。

「アイデアのヒント」という本で、ジャック・フォスターというアメリカの広告代理店で働いている方が書いた本です。
この業界に入ろうとしていた時に、地元の友人に薦められて読みました。
初版は1999年なので10年以上前の本ですが、今読んでも納得できるので良書だと思います。

 

ここでまず書かれているのが、
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもない。」
とあります。
ハサミと伸縮棒を組み合わせれば高枝切りバサミ。みたいなもんです。

 

ちょっと話はそれますが、そもそも『アイデア』って、
クリエイティブや画期的な商品だけがアイデアでは無いような気がします。

既存の要素の新しい組み合わせがアイデアであるなら、
人と人の出会いもアイデアですし、
会社と会社のビジネス関係もアイデアのような気がします。

要は何が言いたいかというと、
不景気でも、つながりや組み合わせを考えて行動していけば、
新たな突破口が見えるんじゃないかという半ば強引なこじつけです。

 

ということで、当時アンダーラインを引きながら読むという
珍しい行動をしていたので、その中からポイントっぽい本文を抜粋します。

 

  • それまで似ていると思わなかったものの間に類似点を見つけることで、人は創造的になる。 
  • 楽しむことで創造性が解き放たれる。それはアイデアを手に入れるためにまく「種」の一つなのだ。
  • アイデアを手に入れる人はアイデアが存在することが「わかって」おり、そうしたアイデアを自分がみつけれれることを「わかって」いる。アイデアが浮かばない人はアイデアが存在することが「わかって」おらず、自分がアイデアを見つけれれることが「わかって」いない。
  • すぐれた想像力とは思いのままに子供に戻る能力のことだ。
  • 覚えれば覚えるほど、アイデアを生み出すために「組み合わせる」素材がたくさん手に入れることになる。
  • 一つのアイデアでおしまいだと思ってはいけない。それは新たな方向性へのスタートラインなのだ。
  • その問題は何に見えるだろう?何に似ているだろう?どんなイメージが思い浮かぶだろう?
  • 芸術、ビジネス、技術、科学における偉大な進歩の多くがアイデアの相互交流から生まれている。逆に、ある分野を停滞させる一番手っ取り早い方法は、外の世界のアイデアをまったく取り入れないことではないだろうか。
  • 科学の革命をもたらした人々の偉大さは、正しい答えを発見したことよりも正しい質問を投げかけたことにある。
  • 問題を言い換えてみるだけで正解への道が開け、さまざまな解決法が浮かび上がってくるものだ。
  • 仕事は仕事を生む。努力は努力を生む。そしてアイデアはアイデアを生む。
  • 根気と決意だけがすべての道を拓く。


僕的にはちょっと勇気がもらえる一冊です。

広告職でも、営業職でも、技術職でも、製造職でも、なんでもいいんですが、
アイデアを考えることで、すこし道が開けるような気がします。

>「アイデアのヒント」 ジャック フォスター

 


grassfeel

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WEB制作とかマーケティングやったり、プランニングやったりしてる琵琶湖県生まれ。

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