Archive for 1月, 2010



こないだ初めて腐女子と飲みました。

腐女子とは、いわゆるBL(ボーイズラブ)の人ですね。

僕は今まで、腐女子って単純に男同士で凸と凹をうんたらかんたらしていれば、満足いく人種だと思ってたんですが、いろいろと話を聞いてくと、そんな簡単な思考ではないんです!

 

腐女子の思考を一言で説明すると、

妄想力で対象者を汚すコトによって楽しめる。

という、ことらしいです。

 

どういうこと???
という声が聞こえてきそうなので、ちょっと説明すると、
まずは、妄想によって既存のストーリーを発展させます。
そして、出演者に“受け”と“攻め”というカップリングを設定します。
その妄想によるキャラクター同士の関係性を想像して楽しむということです。

これでも分かりにくいのでサンプルを紹介します。

 

■サンプル1
ジャンプ漫画「NARUTO」 : カカシ×サスケ の場合
普通のストーリーでは、カカシは先生、そしてサスケはちょっと生意気な生徒という関係性があります。
カカシとサスケはお互いを認め合っている間柄なのですが、このストーリーを腐女子は妄想力で汚します。

カカシ:「サスケ!お前は生意気なんだよ!!可愛がってやるぜ。へっへっへっ。」
サスケ:「先生ごめんなさい。本当は先生が好きなの。僕を好きにして!」

と、まあこんな感じで、新たにストーリーを発展させる訳です。

他のサンプルをあげると

  • ゲーム「スーパーマリオ」にて : マリオ×クッパ
  • 漫画「HANTER×HANTER」 : ゴン×キルア
  • ゆるキャラ : せんと君×ピーポ君

みたいな関係性が成り立つわけらしいのです。
ちなみに、その腐女子によってカップリングの“受け”と“攻め”が逆転する場合があります。
『私はキルアが攻めて、ゴンが受けだな~』 とか。
つまり、自由にストーリーを設定しているので、妄想でいかようにも楽しめるらしいのです。

ちなみキャラクター以外でも“カップリング”は成立するらしく、人によっては以下のような関係性も成り立ちます。

  • ビル : スカイツリー×東京タワー
  • OS : Windows×Mac
  • 鉄道 : 埼京線×小田急線

?????ここまでくるとまったく理解ができません・・・・・。
どうですか皆様。
理解できましたでしょうか??

 

ちょっと整理しましょう。
腐女子とは

  1. 既存のストーリーを汚して妄想で楽しみます。
  2. 汚せるものは全て汚せます。
  3. キャラクター同士に“カップリング”を設定します。
  4. キャラクターに“受け”と“攻め”を設定します。
  5. 妄想の世界なので、“受け”と“攻め”は人によって考え方が違います。
  6. 人によってはアニメや漫画だけに限りません。
  7. 実在の人間関係は該当しません。
  8. 妄想で楽しむだけなので、男性的な物理的快楽を得ようとはしてはいません。

こんな感じで整理ができます。(当社調査のみなので例外あり)

 

これって、普通に考えると理解できない火星人の思考なんですが、実はそうじゃないように感じます。
情報過多の現代において、与えられた既存のエンターテイメントに満足できず、自らの妄想力によって、さらに発展した世界観を構築し、それを楽しもうとしている。
腐女子とは非常にクリエイティブな世界なんじゃないかと思うんです。

 

腐女子の世界を男性が理解しようとすると、ついつい凸と凹との物理的・肉体的な『リアリティー』ある接触を想像します。
女性は男性より感覚器官が優れているといいます。しかし腐女子の場合は、その感覚器官がさらに進化(変化?)していて、妄想によって一歩踏み込んだ異世界を自分の脳の中に構築し、単純にそのありえない世界感を楽しめるんです。
BLであることは単なる汚しやすい対象が男性なだけであって、その根本的な思考は『成長した創造性』だと思います。

 

クリエイティブな仕事をしていると、妄想って非常に重要なキーワードです。
「あんなプロモーションをしたい」、「こんなビジュアルにしたら面白そう」とか、現実と妄想を検証しながら企画を練り上げていきます。
それと腐女子の脳って結構近いんじゃないでしょうか。いや!むしろ自由である分、見習わないといけないように思います。

 

現実世界で戦うのがビジネスマンとしてのあるべき姿ですが、ちょっと妄想旅行にでてみて、心を自由にしてみると新しい発見があるかもしれませんね。
こんな時代だけらこそ、一歩先いく腐女子の脳に未来を感じてしまいました。
ちょっと言いすぎ??

 

 

今日は最近読んだ本のコーナーでおます。

ご紹介するのは、『勇午』って漫画です。

簡単にご紹介すると、
“交渉”を仕事にしている勇午という青年の話なんです。

実はこれを読み出した時が、WEBプロデューサーとして一本立ちし始めた時で、この勇午の仕事っぷりに学ぶ事が多かったわけなんです。

 

<交渉>と<広告>
まったくの別もんやのになんで、学ぶ事が多いねん。という話ですが、まずは『勇午』のストーリーをざくっと説明すると、

世界を舞台に活動する勇午の交渉とは、よくある事件が起きた時に犯人と交渉するものとは、まったくの別もんで、まずは、依頼人から一見単純に思える内容の依頼を受けるんです。
例えば、『仔犬を返還してほしい』だとか、『写真の娘を探して欲しい』だの、一見変哲もない依頼が大半なんですが、依頼主が一癖も二癖もある人なんです。
で、その仕事を進めると、国際的なテロ組織や、マフィアや、宗教団体やらが絡んできて、勇午は半殺しになったりしながら、依頼を完遂する為に交渉相手にたどり着く。

と、まあこんな感じのストーリー。

 

この漫画がなんで、僕のプロデューサー仕事のバイブルかって言うと、仕事における状態と似てるんです。

僕の仕事の場合、まず依頼人から“オリエン”という名の“交渉依頼”が発生します。
その内容が、明確な時もあれば抽象的なこともあります。
そして、仕事を進めるにあたって、制作サイドの問題、クライアントサイドの問題、ユーザー視点の問題など様々な障害が大抵巻き起こります。
その様々な障害を乗り越え、依頼を遂行する為には、明確なプランを打ち出し、問題を察知し、前準備をして、日々考え、対策を打ち、周りの人間を味方に付け、様々な壁を乗り越えて依頼を果たす。というまさに勇午のような仕事っぷりが必要になってくるんです。
時には、勇午のように自分が傷つくコトもありますが、依頼をやり遂げる為には必要不可欠なキズだったらする訳です。

 

そんな勇午の仕事に向き合う姿勢ってのは、WEBプロデューサーというか仕事人として見習うべきことなんじゃないかなと思うわけです。
(ま~、自分がキズつかない方法も考えないといけないですが慣れちゃいました笑)

 

そんなこんなですが、結局ゴールは明確で、それは“広告を成功させる”というコト。
“広告を成功させる”=“交渉を成功させる”
を日々やらねばならんわけですな。

 

ちなみに文庫本で1冊読みきり書店に置いてあるので、気になった方は、電車に乗る前なんかに買ってみて下さい。
結構よくできたストーリーでっせ。

ちなみにこんなストーリーがあります。
・上海編
・パリ編
・インド編
・ロシア編
・パキスタン編
などなど多数。

 

おすすめは・・・・・、全部!

 

どもー。オオタですん。

こないだ、映像をまとめてDVDにして欲しいという話があって、
久しぶりの映像だったのですが、ホンマ映像業界って激しく変動してますね。

オーダー内容は、ミニDVの素材と、家庭用ビデオカメラで撮影した素材をまとめてDVDにするって内容だったのですが、家庭用ビデオカメラってのがハイビジョン・・・。
この家庭用ビデオカメラってのが曲者で、映像はテープではなくAVCHDって規格のデータなんです。
つまり、AVCHDを編集しようと思うと、.MTSって拡張子の映像データを.movやら.aviのデータに変換しなければいけないわけで、結局VoltaicHDってソフトを購入して変換することに・・・。
ProCoderとかのソフトを購入したいっすけど、高いですからねー。

すごくビックリしたんですが、量販店に行ってもDVテープのカメラってほどんど置いてないんですね。
ヨドバシなんかは本館には置いてなくて、カメラ館にはコソっと置いている状態。

新しい家庭用ビデオカメラを購入したら、安いしHDで撮影できて、しかも簡易編集ソフトが付いてくるわけで、それってスゴく映像の敷居が低くなったように思うのですが、
実はそれって“家庭用でできる範囲内”のことな訳で、
“範囲外”のことをしようと思うと、やっぱりプロの仕事になるんですね。

そう考えると、ちょっと怖いのが、
一般:「映像は簡単にできるよね。」
プロ:「新しい規格やらで複雑になった分、大変。」

という、一般とプロの意識のズレが生まれているように感じました。

便利な世の中になっていく反面、常に変化を求められ、それに答えられるようにしなければならない。
そして、ニッチな部分ほどプロフェッショナルが生きてくる。

そんな風に感じました。

僕としては、それらを理解し“正しい判断”をしてマネージメントする、ってのが重要なプロデューサーの仕事なんだろう。
と感じる今日この頃です。